WordPressデータベースを守るセキュリティ設定

WordPressの心臓部であるデータベースは攻撃者にとって最も狙いやすい場所。本記事では、初心者でも実践できるデータベースセキュリティの基本設定を紹介します。

はじめに:なぜDBセキュリティが重要か

WordPressは記事、ユーザー情報、設定データをすべてデータベースに保存しています。
つまり、データベースが突破されるとサイト全体が乗っ取られる危険があります。

WordPressロゴ付きのデータベースを、防火壁の盾を持つスーパーヒーローが守っているイラスト。SQLインジェクション対策を象徴。

基本のセキュリティ設定

  1. テーブルプレフィックスを変更
    デフォルトのwp_は攻撃対象になりやすい → abc_など任意のものに変更。
  2. 強力なDBユーザーパスワードを設定
    サーバー管理画面から長く複雑なパスワードを設定。
  3. DBユーザー権限を最小限に
    → SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE のみに限定。DROPやALTERは不要。
  4. wp-config.phpのDB情報を守る
    ファイル権限を600に設定し、公開アクセスを防止。

SQLインジェクション防止

  • プラグインやテーマが不正なクエリを許さないよう、常に最新に更新。
  • Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を有効化。
  • セキュリティプラグイン(Wordfence, iThemes Security)で監視。

SMB実例

  • 小売業サイト:デフォルトプレフィックスのまま → SQLインジェクションで改ざん
  • 士業サイト:DB権限を制限 → 攻撃を受けても被害ゼロ
  • ECサイト:バックアップから即復旧 → 営業停止を回避

最低限のチェックリスト

  • ✅ テーブルプレフィックスを変更しているか
  • ✅ DBユーザー権限を最小化しているか
  • ✅ wp-config.phpのパーミッションは600か

まとめ

WordPressのデータベースは“命の源”。
プレフィックス変更・権限制御・バックアップの3点セットで守れば、初心者でも大幅にリスクを減らせます。

FAQ

Q1. DBプレフィックス変更は途中からでも可能ですか?
はい。ただし既存テーブルのリネームが必要なので注意が必要です。

Q2. DB権限を制限しすぎると動かなくなりますか?
はい。最低限必要な権限を確認して設定してください。

Q3. SQLインジェクション対策に一番効果的なのは?
常に最新のWordPress+プラグイン更新、そしてWAF有効化です。

How-To:WordPress DBセキュリティ5ステップ

  1. テーブルプレフィックスを変更
  2. 強力なDBパスワードを設定
  3. DB権限を最小化
  4. wp-config.phpを600に設定
  5. 定期的にバックアップ
🗄️
WordPressの“心臓部”を守りませんか?
KumidiaはDBセキュリティ設定、権限管理、SQLインジェクション対策まで包括的に支援します。